私のヒーローの一人であるフレッド・ロジャーズは、「子どもは、自分のすることに愛情を示してくれる人に引き寄せられる」と述べています。彼はある陶芸家に、何時間も子供たちの前で何も言わずにただ粘土を成形するように頼んだことがあります。その陶芸家は、教えるのではなく、ただ自分の好きなことをしたのです。子どもたちは、陶芸家の仕事に魅了され、じっとその様子を見つめていました。その後、自分たちが粘土で遊ぶときも、プロの陶芸家の技を真似て、同じようにひたむきに取り組むようになったのです。
この単純な話は、最後のセッションで、私たちの活動を撮影し記録するために来ていたNHKのスタッフと子どもたちの関わりを見ていて、思いついたものです。NHKのスタッフは辛抱強く、親切で、子どもたちにマイクや音響機器を触らせたり、ファインダーを覗きながらビデオカメラを動かしたりしてくれました。なかなかできない体験だったのではないでしょうか。この交流が、子どもたちの興味にどう結びつくのだろうか。
NHKのスタッフが撮影しているのを見ていると、私と同じようなことに興味を持っていることに気がつきました。
例えば、氷柱や氷の塊を使って、キャンプファイヤーを再現しているところ。また
雪が坂を転がることにどれだけ好奇心を持ったことか。
火を起こそうとするときの集中力。
一日中、登ったり、滑ったり、物を作ったりして、自分の限界に挑戦していたこと。
そしてもちろん、スタッフが気づかないところで、子どもたちがより自立し、よりオープンに遊んでいる姿もありました。前回のスキルを活かして、さらに遊びを進化させている様子。この仕事のファシリテーターとして、子どもたちが遊びながら学ぶことで、自分の居心地のいい場所を離れていくのを見るのは、おそらく最も素晴らしい瞬間でしょう。
2月にまた参加できるのがとても楽しみです。
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