リスキープレイに関する声明

危険な遊びとは、スリリングな遊びでありながら、身体的・精神的に傷つく危険性のある遊びです。また子どもたちが快適さと恐怖の境界線に立ち向かえる遊びの一種でもあります。
危険な遊びには、高いところ、速いスピード、危険な道具、危険な要素、乱暴な遊び、姿を消して迷子になる、さらには感情的な危険を冒して遊ぶなど、さまざまな種類があります(The Essential Guide to Forest School and Nature Pedagogy)。
対してカムイキッズ森のようちえんでは、木登り、ブランコ、滑り台、ナイフや弓矢などの道具を使う、火遊び、水遊び、格闘、かくれんぼ、一人遊びなど、様々な遊びが見られます。
私たちは傷つきやすさや自分の感情を共有することに抵抗がない子どもたちを歓迎し、子どもたちが安心して感情的なリスクを負うことができる環境を作ります。
私たちが目指すのは、できるだけ"安全"な環境を作ることではないのです。
リスクをとることは、子どもたちにとって多くの利益をもたらします。学ぶ方法のひとつでもあるのです。無防備になり、知らないことに挑戦することで、人は成長します。
カムイキッズはリスクをも許容し、危険を最小化する環境を整備します。子どもたちの身体能力と自信を高め、リスクを克服して学び、安全な判断ができるようにするためです。必要であれば、子どもたちとリスクについて話し合い、一緒にアクティビティを計画します。
実際には、子どもたちが大人から少し離れて遊んでいたり、大人の目から見て子どもにとって危険すぎる遊びをしていたりすることもあります。スタッフは遊びを観察し、その遊びが子どもにとって差し迫った脅威となると判断した場合にのみ介入するよう心がけています。
私たちはそれぞれの状況を個別に判断し、子どもたちが自分の限界を知っていることを信じています。
子どもたちが高いところや速いところへ行くのを容易に助けたりせず、道具の使い方は注意深く観察し、危険が最小限になるように優しく指導します。また、環境中の動物がもたらすリスクを低減するためにリスクプロトコルを実施し、子どもたちが遭遇する可能性のある危険な環境要素について知らせます。